2008/04/24

「ちんちんフェチ」ケーススタディ 真由美(前)


ぼくは若村といいます。ちょっとしたアダルトサイトを運営しているのですが、
そのコンテンツ作りのために時々、投稿者に連絡をして取材をすることがある。
今回取材した女性は山本真由美さん(仮称)29歳、都内在住。
真由美さんは東急目黒線沿線のある総合病院の受付・会計の仕事をしている。
彼女の性的趣味は、男性性器自身に非常な興味があること。いわゆる「ちんちんフェチ」だ。
大抵の女性は、初体験前後にその興味が高まるものだが、経験とともに次第に即物的な存在へと変わっていくものである。
ところが彼女は少し違っていた。取材した内容をできるだけリアルに記述する。
・・・・・
目黒駅近くのカフェにて。
「はじめまして。真由美さんですか。」
「あ、はい。」
「電話した若村です。今日は、よろしくお願いします。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
真由美さんは電話での受け答えで想像した通り、地味でシャイな感じだった。
身長は160ぐらいで、黒髪を小さくまとめ、色白で、スリムな体系、昔の和久井映見に感じが似ている。
ぽってりとした唇をしていて、ちょっとうつむきがちに喋るのだが、
喋り終わる頃にチラッとこちらに視線を上げる特徴がある。
「今日はもうお仕事は?」
「あ、今日はもう終わりました、はい。」
真由美さんは話をしながら、指で唇を触るのが癖らしい。
シャイと感じたのはこの仕草からなのか。でもかなりイヤラシイ感じにも受け取れる。
「じゃあ、早速ですが、電話でお話しした本題について聞いてもいいですか?」
カフェオレを飲みながらうなづいた。
少し声のトーンを下げて質問した。
「いきなり本題ですが、真由美さんは男性の、アソコが好きだってことですが、
それは具体的どんな風に、どれくらい好きなんですか?」
「ん、具体的って難しいですが。…好きですね。
ん…(また唇を触りながら)、とにかく、いろんな人のがまず見たいと思っちゃうんです。
ん、見たいっていうだけじゃなく、むしろ知りたいっていう感じかもしれないです。」
「それは、誰のでもいいんですか?」
「はい。誰でもいいんです。なんか偏りたくないんです。
できれば男性全員のを知りたいような。こどもからおじいちゃんまで。。」
「え、ほんとですか?じゃあ、銭湯の番台とか、いいですよね?」
「あは、そうですね。」(初めて笑った。このとき正直、ちょっとかわいいと思った。
なにか少女の部分が見えた気がした。)
「タイプの男性とか、えーとその、タイプの大きさとかカタチとか、そういうことはないんですか?」
「ないことはないんですけど、それはあまり重要じゃないんです。
結局、顔もそうなんですけど、大事なのは見た目のカタチじゃないんです。
なんていうか、性格というか、人間性というか。
好きになる人って人によって違うかもしれないけど、最終的には金持ちとかイケメンとか、
そういうことじゃないでしょ?
なんていうか、この人と一緒にいると幸せな感じがするとか、ん、うまく言えないけど。」
「でも、こどもからおじいちゃんまでと言うのは。。」
「そうなんですけど、それはもうコレクターみたいな域に達していて、
むしろどれだけいろいろなものがあるのかってことを知りたいんです。
それもカタチのことじゃなく、反応とか、その、イク時の感じとか、その後とか、十人十色なんで。。」
「サンプル収集に近いですね。」
「そうかもしれません。」
「じゃあ、ぼくのも見たいとか。」
「…あぁ、はい。…それはそうなんですけど。」
恥ずかしそう視点をコーヒーカップにずらした。
「だれのでも見たいんです。
仕事で、患者さんの受付をするんですが、ちょっとHモードが出てきてしまうと、
どんな人のズボンにも目が行ってしまい、想像してしまうんです。
そのときいつも、自分ってヘンタイかも、って思うんです。」
「トラウマか何か、あるんですか?」
「ん。(また唇を触る)たぶん、なんですけど。小さい頃、小1ぐらいだったと思うんでけど、
家をリフォームしてるときに半年ぐらいお父さんと銭湯に行ってたんです。
そのとき、見える人すべてのアソコを見て、ひとりひとり違うな、って思って。
それを見るのが楽しみだったんです。で、リフォームが終わって、もっと見たいと思ってたのに、
そこから断ち切れちゃって、それでかな?って思ってるんです。」
「何がいいんですか?というか、どこに興奮するんです?」
「ん、なんか、ひと言で言うと、かわいいんです。人間もひとりひとり性格や魅力が違うように、
あそこもそうなんです。だから、いくら良さそうなモノでも結果的にきらいになるやつもあるんです。
なんだろう、あそこを人格として見てるのかな?よくわかんないんですけど。
だからカタチや性能が悪くたって、好きなやつは好きなんです。」
「ふむ、深いなぁ。
…じゃあさ、これからぼくのを見てくれたりする?ちょっと場所を変えてさ。」
「… それはいいんですけど、Hは絶対しないですよ。私、Hしたいわけじゃないですから。
それを約束してくれるなら。。」
「もちろん。」
(つづく)

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