2008/05/19

平川さんとの思いで


僕は自分の性体験をなぞることで弱変態の“作られ方”を検証します!
2回目は比較的記憶が残っている、小学校5年生の時のお話。

平川さんは、クラスの中では快活なグループに属する女子だ。
記憶によると、いつも5人くらいの女子仲間で行動していたように思う。明るく行動的なグループで、成長が早く体の大きな子が多かった。

何かの宿題が出た折、先生に「調べものは、男女ひと組づつのペアを作ってやりなさい」と指示され、どういう経緯だったかは思い出せないけど、結果的に僕はその平川さんとペアを組むことになった。

それまで彼女と口をきいたことはあったけど、特別仲が良いというほどではない。むしろ彼女のグループの他の女子とよく話したりしていたから、平川さんと組むことになったとき、軽い緊張状態のまま調べものが始まった。

彼女は特別かわいいというわけではないけど、少しだけ色素が薄いのか、瞳が薄茶で肌がとても白く身長も高いから、一緒に居ても悪い気はしない。
二度ほど会って話すうちに僕たちは徐々にうちとけ、いろんな話をするようになった。
図書館へ行ったり、お互いの家に行ったりして。

ある日のこと、今回は僕んちで調べものをやろう!ということになり、放課後にモゾウ紙とマジックを持ち、彼女を家へ連れて行った。やはり快活なグループに所属する女子だけあって、馴れてくると結構ストレートにいろいろなことを言ってくる。

「お腹すいた。なんかお菓子無いの?」
「のど渇いた。」
「疲れた。。。」

これじゃ、快活というより躾の悪いワンちゃんみたいですけど。

でも、なぜか僕は抗えない。
色素がやや薄の女子のワガママが、少しだけ心地よかった。
当時、まだアッシーとかメッシーなんて概念はなかったけど、その時の僕は、間違いなく家来だった。
平川さんに仕えることが、なぜだか嬉しかったのだ。

両親は共働きで家にいない時間なので、自由に菓子やジュースを引っ張り出しては機嫌を取るように、平川さんへ供給する。せっせ、せっせと。

ジュースを注いでいるときのこと、唐突なその一言が僕を凍りつかせた。

「あたしさぁ、おちんちんって見たこと無いんだよね。」
(な、何てことを言うんだべ、この女は!)
「Kくん、見してよ、見して。」
(えっ!ぼ、僕の?。。。)

いま思うと、迷ったこと自体おかしいような気もするけど、なんとか応えてあげたい、という妙なホスピタリティとちんちん晒して、どんな反応するのか見てみたい、という悪戯心が交錯した。

固まった僕を、平川さんが面白いようにもてあそぶ。
瞬時に天性の感覚で、僕のMを見破られている。
この場を早く脱しなきゃ。

でも、なぜか僕は抗えない。
「ほんとに、み、見てぇの?」
平川さんは消しゴムを買うみたいに事務的に命令する。
「はやく。」

僕はジュースの瓶をいそいそとテーブルに置いて、腰回りにゴムが入った貧乏なズボンに手をかける。さっきは冷たくさえなった身体が、今度はカッと熱くなる。顔にも血が昇ってくるのがわかる。
そして、ズボンとパンツの両方に指をかけエイッ!と一気にずり下ろす。

「きゃーっ!!」
本当にヤリやがった、とでも言わんばかりに意外な顔をしてみせた彼女は、お決まりのように顔を覆った指の間から、僕の万願寺唐辛子(少し成長しました)を凝視する。
毛は無く帽子をしっかり被り、袋はちぢみ気味で、全体的にミルクココア色。当時活躍していた俳優の金子信雄さん的な風貌だ。

「信じられない、気持ちワルいぃ。」

たぶん露出していた時間は、正味2秒にも満たないだろう。でも、一つ一つのリアクションが実際の時間を何倍にもしていた。その後は頭が真っ白になり、後悔と翌日からの恐怖で一夜を過ごした感覚だけが残っている。

そして案の定、地獄が次の日の朝始まった。
授業前の休み時間、彼女の仲良しグループに取り囲まれ小突かれる。

「あんた、川っち(平川さんのあだ名)にアレ見せたんだって?」
「それって露出狂だべさ!変態!」
「変態!」

僕が初めて“変態”の肩書きを他人から頂戴した10歳のことでした。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

平川さん、今はどうしているのでしょうね?
女も同じように性体験を重ねていき、自分の性スタイルを作っていくことでしょうから、
もし彼女がこれが変態のスタートなら、彼女も彼女なりの変態に仕上がっているんでしょうね。きっと、純粋にちんちんを見たかったんだと思うけど、純粋だからこそ彼女の本質がそこにありそうだなぁ。

匿名 さんのコメント...

しかし平川さんは念の入ったS女ですね。命令しておいて否定する。。。そして周囲にKさんを攻撃させる。。。よほどKさんのM体質を見抜いたのか、この世に生まれてわずか10年余りでおそるべきの成長ですね。
とはいえ、文章から感じるのはKさんが必ずしもその体験が傷になっていなくて、むしろ悦びを含んだ心地いいものとしているということです。弄ばれたいんですよね?

匿名 さんのコメント...

ちんちんを見る瞬間の女の反応、それを隠す行動、その心理にぼくは興奮します。これってやはり変態ですよね。